身体を使った遊び

今日は身体を使った遊びをご紹介します。

お家の中でも、簡単にできる遊びですが、周りのものにぶつかると危ないので、少し広くして行うなど、お怪我のないようにして下さい。


•手だけを使って、赤ちゃんのようにハイハイをする
 「赤ちゃんの真似をしよう」とハイハイをしてみましょう。
 バブーなどと言いながらやると楽しいですね。
 足は使わないで手だけで進むのですからちょっと大変です。
 大人は少し難しいですね。

•熊のように四つん這いになり、くまさん歩きをする
 掌をつき、お腹をあげて四つん這いになります。
 手をつきながら、手足を交互に動かして進みます。
 腕の力のない子には難しいので、くまさんになるところからやってみて下さい。
 できるようになったら、ゆっくり歩き、だんだん早くしていきます。
 早く、長い距離ができる様になると、かなり身体能力が上がります。
 今は家の中でしかできませんが、広いところで競争すると楽しいですね。

今は住宅事情の変化もあり、昔の子どもよりハイハイをする距離が短かったり、経験が減っているせいか、腕の力が昔の子どもより弱くなっているように感じます。
こういう遊びをする事で、腕や足の力や身体のバランスも良くなります。
親子や兄弟で競争をしても良いですね。

•カカシのように一本足で立つ
 両手を広げて、片足で立ってみましょう。
 その時、数を数えて「何秒できるかな?」など言いながら、一緒にやってみると楽しいです。
 意外と大人の方がフラフラしてしまうかもしれません。
 左右やってみると、どちらの足が弱いかがわかります。
 家族の中で誰が一番長くできるか競争すると白熱するかもしれません。
 これは静かにできるので良いですね。

•よじ登り遊び
 お父様やお母様の体をよじ登らせます。
 初めは大人が床に座り肩まで昇らせます。
 次に両手を広げたり、膝を立てたり、少しずつ高さを出したりして難しくしていきましょう。
 手を滑らせて落ちたりすることもあるので、危険のないようにご注意下さい。
 上まで登れたら「大成功です!」などと言ってあげると、お子さんのやる気が上がります。

•後ろ向き歩き
 お子さんと向き合って立ち、お子さんを大人の足の甲に立たせて手をつなぎます。
 そして、そのままの姿勢で歩きましょう。
 お子さんは、後ろ向きに進むのでとても喜びます。
 普段と違う動きなので、とても面白いですね。
 その時も、わざとゆっくり歩いたり、急に早く進んだりするともっと楽しくなります。

•グルグル回し
 お子さんのお腹のところを持つように後ろから抱っこします。
 お子さんの頭が胸につくようにしっかり抱きます。
 そして、ゆっくりと抱っこしたまま、回りましょう。
 お子さんは、前を向いたまま、グルグル回るので、歓声をあげるでしょう。
 遊園地のコーヒーカップのようにグルグル回すと、お子さんは大喜びします。
 もっともっとと言われて、ついやりすぎると、大人の方が目が回りますのでご注意下さい。
 怖がるお子さんには無理にやらないほうがいいでしょう。
 もう少し大きくなってからやりましょう。

•逆立ち
 次は逆立ちです。
 これは、少し大きくなったらやってみましょう。
 又、長い時間やらないようにすることと、お子さんが一人でやらないようにお約束をして下さい。
 お怪我をしたら大変です。
 まず、お子さんに床に手をつかせてしゃがませます。
 そして、お子さんの正面に立ち、お子さんの足首を両手で持ち、お子さんには腕を伸ばさせましょう。
 腕が伸びたら、しっかりと掌を床につけるように言います。
 決して大人は手を離してはいけません。
 お子さんは、反対に見える世界に興奮するでしょう。
 おろす際は、お子さんの手はそのままにさせゆっくりと静かに足を下ろしていきます。
 お子さんの首が変な方向を向いたりしないようにきちんとお子さんを見ながらおろして下さい。
 逆立ちは、一人でやると危ないので、そのことはよくお話をしてくれぐれもお怪我をしないようにして下さい。

お子さんはお父様やお母様と遊ぶのをとても楽しみにしています。
大好きな人と一緒に遊ぶことは、何よりもお子さんにとって幸せなことなのです。
普段はお母様との時間が多いので、お父様の中にはどうやってお子さんと遊んだらいいのかわからない方もいらっしゃると思います。
お母様にはできない遊びを是非お父様にはして頂きたいと思います。
そんなお父様との時間に、体を使った遊びはいかがでしょうか?
お父様がお子さんと楽しく遊んでいる姿は、お母様も幸せにしてくれるでしょう。

是非、お子さんと遊ぶ楽しさを感じて頂ければと思います。

2020年05月17日