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幼稚園が再開して

お父様やお母様方のご協力を頂きながら、分散登園が始まり、一週間が経ちました。

3ヶ月ぶりに会ったお子様達は、久しぶりの再会に少し恥ずかしそうにしたり、嬉しくて飛びついてきたり、一人ひとりの反応は様々でした。
どのお子樣も幼稚園をとても楽しみにしてくれていた事がわかりました。
成長したお子様達の顔を見る事ができ、とても嬉しく思いましたが、近くで共に時間を過ごし、成長を見守る事ができなかった事を大変悔しく残念に思いました。

新入園児のお子様達や保護者の皆様も、どんなにか入園式を心待ちになさっていた事でしょう。
保護者の方1名でのご参加になり、ご家族の皆様には大変残念だった事と存じます。
園生活の中で、これからもお子様のご成長をご家族皆様で喜んで頂ける機会を作って参りたいと思います。

保護者の皆様には、分散登園や送り迎えにご協力を頂きまして、心より感謝を申し上げます。
臨時休園の間、お母様方には家事と育児でさぞかし大変な毎日だった事と思います。

お子様達は、登園初日の日本当に嬉しそうに園庭を走り回ったり、それぞれ好きな事をして夢中になって遊ぶ姿が見られました。
又、おうちでの出来事やお手伝いをしたことなどたくさんお話をしてくれました。
「こんなにもこの子がお話しするようになった!」とか、「手先がこんなに器用になった!」など、どのお子様を見ても、ご家庭でこの3ヶ月の間、大好きなお父様やお母様といろいろな事をして成長している姿が見られました。
保護者の皆様の愛情の元で、お子様達が安心して、楽しい時間を過ごす事ができていた事を感じ、感謝しております。
長いお休みが続き、お子様達が不安になっているのではないか、久しぶりの幼稚園に緊張して登園を渋るのではないかと少し心配しておりましたが、全くそのような姿が見られず、むしろ早くもっと遊びたいというお子様が多くいて安心致しました。

それも、ご家族の皆様がお子様が安心できる環境を作り、ご家庭でも楽しく過ごせるよう一緒に遊んだり、共に過ごして下さったからだと思います。
これからお子様達が成長していっても、この3ヶ月の思い出はお子様達の心に強く残っていくことと思います。
幼児期の濃密な親子の関わりは、お子様の人格形成にも大きな影響を与えます。
揺るぎない大きな愛情こそが、お子様の自己肯定感を作る大切な礎になるのです。

今のお子様達の心の安定は、お父様やお母様のお陰です。
臨時休園の間、本当にありがとうございました。

幼稚園では、新しい生活様式の下、分散登園でクラスを男女に分け二つのお部屋で生活しております。
お子様達も少しずつ新しい生活に慣れて参りました。
マスクをしての生活は、表情も見えづらいので、これからの季節は熱中症にも気をつけなければなりません。
言葉で伝えることが難しいお子様も多いので、一人ひとり丁寧に関わって参ります。

行事などできない事もあり、お子様の経験が減ることのないように、これからの園生活の中でお子様がよりよい経験ができるよう環境を整え、工夫し、指導して参ります。

東京も少しずつ通常の生活を取り戻しつつあります。
お子様達の為にも、1日も早く普段の生活に戻りたいと思っております。
もうしばらくの間、どうぞ保護者の皆様には引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2020年06月13日

子育てで困った時

子育てをしていると、楽しいことや喜びがたくさんありますが、時には悩むことや困った事も出てきますね。

そんな時、皆さんはどの様に解決していますか?

今は、わからない事があるとすぐに携帯電話で検索すれば、答えがたくさん出てきます。

ですから、検索した中から答えを見つけ安心したり、更に不安が増したりするでしょう。

しかし、お子さんのことはそこに必ず答えがあるとは限りません。

なぜなら、性格や発達、育った環境が違うお子さんに同じ答えがあるはずがないのです。
〜歳だから〜ができるという様な単純なことではありません。

ですから、お子さんの事で心配な事や困った事があったら、書かれている文字の中に答えを見つけるのではなく、身近な信頼できる方に相談する事が何より大切です。

お父様でも、おじいちゃま、おばあちゃまでも良いですね。
お母様が心配なさっている事が、「心配しなくても大丈夫よ」と、ご自分の経験からお話して下さる事もあるかもしれません。
「あなたも小さい頃、こんな事があったわよ。」など、いろいろなお話を聞き安心できるかもしれません。

お子さんの成長と共に、様々な心配事が出てきます。
性格的な事、行動面、心の問題、友だちとの関係など、初めてのお子さんであれば、お母様も全てが初めてのことなので、不安も大きいですね。
自分で何とかしなければと真面目なお母様ほど、悩みは深くなるものです。

そのような時は、一人で考え込まず信頼できる方に相談しましょう。
お子さんの事をよく分かっている方で、お母様も何でも話せる方がいいですね。
相談する時は、できれば顔を見ながらお話した方がいいでしょう。

メールなどの文字のやり取りでは、お互いの表情や気持ちが伝わりません。
顔を見ながら話す事で、安心して話す事ができ、お互いの気持ちを考えたり、表情から様々な事を感じ、言葉のやりとりをしながら、心も共感しあい、お互いに思っている事を理解し合い、共にどうしたら良いのか答えを導く事ができるのです。
自分の思いを聞いてもらえるだけでもとても心が軽くなります。
また、一緒に考えていくうちに自分自身の問題が何だったのかを理解する事ができ、どうしたら良いのかも分かってくる事があります。

一人では子どもを育てることはできません。
私も、子育てをしている時たくさんの方に力を貸して頂きました。
困った時は、誰かに力を貸してもらう事が大切です。
子どもは、たくさんの方に守られ、愛されて育つものです。
ですから、自分一人で何でも解決しようとせず、時には周りの方を頼ってみましょう。

幼稚園は、幼児教育を行う場ではありますが、お母様方やお子様達の「心のよりどころ」でなければならないと思います。
お子さんの事で、ご心配な事がありましたら、どうぞご相談下さい。

笑顔のお母様がそばにいて下さる事が、何よりもお子様にとって幸せな事なのです。

2020年05月31日

野菜を育てよう

毎年この時期になると、年長さんは夏野菜を育てます。

野菜に季節がある事や、どんな環境で育てたら良いかなど、子ども達と考えます。
わからない事があると、お家でお父様やお母様に聞いてきたり、一緒に調べて頂いたりして、ただ苗を植えて水をあげるというのではなく、一つ一つ問題を解決しながら育てていく過程で、様々な経験ができるようにしています。

野菜が苦手のお子さんも多いですね。
そんなお子さんも、自分で育てた野菜なら食べるかもしれません。

幼稚園では、できた野菜を塩もみにして食べる事があります。
年長さんが育てていることを、小さい子ども達も知っているので、「これは年長さんが作ってくれたきゅうりとナスです。今日は、お塩でモミモミして塩もみにしました。みなさん食べて下さい。」と、お給食の時にお部屋に持っていくと、大喜びで「美味しいー」と食べてくれます。
ほんの一口ずつですので、また美味しさが格別なのかもしれません。
いつもは嫌いと言って食べないお子さんも、大好きな年長さんが作ったと聞くと、食べてみようと思ってくれるのか、おそるおそる食べ、「美味しかった」とニコニコして言ってくれる事もあります。
幼稚園で食べた後、お母様に「美味しかったから作って」とリクエストするお子さんもいて、お母様が驚いて「どうやって作ったのですか?」と聞いて下さる事もあります。

野菜の中でも、トマトやなす、ピーマンなどは比較的育てやすく、よく実もなります。
きゅうりは、風通しの良いところに置かないと、病気になりやすいので注意が必要です。
大きくなってくると、お花が咲きますが、野菜によって花の色が違うことに気づきます。
お花が咲くと、やがて実がなります。
小さな赤ちゃんのような実ができると、お子さんは大喜びします。
他の野菜に比べて、きゅうりは花が咲いても必ず実がなりません。
ですから、赤ちゃんキュウリができると、ワクワクします。
細く可愛いキュウリがどんどん大きくなっていくのは、とても嬉しいものです。

いつもスーパーなどで野菜を買っているので、野菜は見た事がありますが、お子さんは野菜がどういう風に育っていくのかや、育てる大変さなどは知りません。
でも、自分が毎日水をあげたりお世話をすることで、野菜を作る人のことを考えたり、できた野菜を大切に食べようなど、感謝の気持ちも芽生えます。

豊かな時代に育っている子ども達に、そういう経験をさせてあげることも大切ですね。

野菜に興味がでてきたら、土の上にできる野菜と土の下にできる野菜について考えたり、花の色と実の色の違い、葉っぱの形、野菜を食べにくる虫など、様々なことに興味が広がります。
そんな時に、親子で図鑑を見ると更にいろいろな事を知る事ができ、お子さんもお母様も楽しいと思います。

生活経験の中で、そういった知的な好奇心を育て、実体験を通して様々な知識を得る事が幼児期にできると、小学校へ進級してからの学びが変わってくるでしょう。

お子さんと一緒に苗から野菜を育ててみてはいかがでしょうか?

2020年05月30日

緊急事態宣言解除を受けて

緊急事態宣言が解除されました。

自粛生活がいつまで続くのかという不安が解消され、久しぶりに明るい気持ちになりましたね。

しかし、ウイルスがなくなったわけではありません。
ワクチンが完成するまで、油断することなく、感染予防に努めなければならないでしょう。

幼稚園や学校でも、今までと同じような生活はできませんので、子ども達にはマスクをすること、手洗い、うがいの大切さを教え、お友達と一定の距離を置いて遊ぶことなど、様々なことを習慣づけていく必要があります。

小さなお子さまにとって、マスクをして過ごすことだけでもとても大変なことです。
ですから、少しずつご家庭でも慣らして頂ければと思います。

今までとは違う様々なルールや生活習慣も出てくるでしょう。
お子さんが新しい生活に慣れ、お子さん自身でも気をつけて行動できるようにするには時間がかかります。

ですから、ゆっくりと、焦らずに新しい生活をスタートしていきたいと思います。

お子さま達が安心して、楽しく登園できるよう教職員一同準備を進めて参ります。

保護者の皆様には、引き続きご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

臨時休園が続く中、保護者の皆様には大変ご理解を頂きましたことを心より感謝申し上げます。
今後共、保護者の皆様と私達教職員一同で、大切なお子さまを育てて参りたいと存じます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

2020年05月26日

赤ちゃん返り

お子さんは成長と共に自分でできることが増えていきます。

一人でご飯を食べたり、靴を履いたり、着替えをしたり、お手洗いで排泄をしたり、ひとり一人のペースは違いますが、必ず身の回りのことなど自分ででできるようになる日がきます。

一人でできることが増えていくと、お父様やお母様は嬉しいですね。
ですから、次はこれをやらせてみようと次々にお子さんにいろいろなことを教えるようになります。

しかし、今までできていたことが急にできなくなることがあります。

そんな時は、昨日までできていたのに、どうして?と不安になったり、無理やりやらせようとしたりするかもしれません。
けれども、それは逆効果です。

お子さんが急にやらなくなるのには、必ず理由があります。
下のお子さんが生まれたとか、環境が変わったなど、大人が気づかないようなお子さんの気持ちの変化が行動に現われることが多いのです。

お子さんが自立をしていく過程では、必ず依存と自立が繰り返されます。
今日は頑張ってやり、得意になっていたかと思うと、次の日は「できない!やって!」と言ったり、大人の方が振り回されることがあります。
しかし、そのような時は、ただのわがままなのか、不安の現れなのかをよく見極めることが大切です。

幼稚園の入園前や新学期の開始前など、真面目なお子さんは「うまくできるかな?」「お母さんがいないと心配だな。」など、きちんとできなかったらどうしようと不安になり、いろいろなことを考えます。
そうすると、お母様に必要以上に甘えたり、なんでもやってと言い、自分でやりたがらなかったり不安定になったりすることがあります。
又、赤ちゃんが生まれたり環境が変わると、周りの目が自分以外に注目していることに不安や寂しさを感じ、「お母さんは赤ちゃんの方が好きなのかな?」と焼きもちを焼いたり、自分も赤ちゃんのようにミルクを飲みたがったり、急に排泄ができなくなったりします。

しかし、そのような行動は全く心配ありません。

そういう不安定な様子が見られる時は、お子さんを安心させてあげることが何より大切です。
ですから、全てお子さんの要求を聞いてあげ、やってやってということをしてあげて下さい。
「こんなにできなくて大丈夫かしら?」とご心配になると思いますが、本当はできるのですから心配ありません。
今は不安なのでやりたくないし、できないだけなのです。
そこで、怒ったり「どうして?できるでしょう。やってみなさい!」と無理やりやらせるより、お子さんの気持ちに共感してあげ、「お母さんにやって欲しいのね。いいわよ。じゃあ一緒にやろうね。」と認めてあげることで、どんな時も「お母様は自分のことを大好きで甘えられる存在なんだ」と心から安心させてあげることができるのです。

外出規制が続き、新学期の開始が遅れ、ご家庭で過ごす時間が長くなった為に、新しい生活の始まりに親子共に不安を感じていらっしゃることでしょう。

幼稚園では、一人ひとりのお子さんの心に寄り添いながら、できないことは先生と一緒にやっていきます。
ですから、お母様も安心してお子さんの気持ちに寄り添い、関わって頂ければと思います。

お母様のお気持ちが、お子様には自然に伝わるものです。
お母様が安心して生活をしていらっしゃれば、お子様の気持ちも安定します。

今のうちに、たくさん甘えさせてあげて下さい。
お子さんの成長を信じ、見守ることが子育ての中で一番難しいところですね。

成長していく過程では、親として様々な忍耐もあります。
しかし、その何倍も喜びや感動が待っています。
今、お父様やお母様が日々お子さんのために頑張って下さっていることが、必ずやお子さんの成長につながっていくのです。

お子さんが大きくなった時に、「あんな日があったね。」と懐かしく思い出す日がくるでしょう。

お子さんの赤ちゃん返りも、心の成長の証なのです。

2020年05月24日
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