母の日

今日は「母の日」です。

初めて我が子を胸に抱いた時の感動は、言葉に言い尽せないものです。
子どもが誕生した瞬間から、「母親」としての人生が始まります。

自分が世話をしなければ生きていけない小さな命を目の前にして、無我夢中で一生懸命に育てなければなりません。

お父様は、家族を養うという大切な役目があるので、一生懸命にお仕事をして下さっています。
大切な守るべく家族が増え、今まで以上に頑張って下さっているでしょう。
しかし、お仕事をなさっている時間は、今までと同じように生活することができます。

一方、お母様は24時間お子さんと一緒に過ごし、お子さんが小さい時は殆ど自分の時間というものはありません。
ミルクを飲ませ、オムツを取り替え、泣けば抱っこをし、その合間に家事もしなければなりません。

もちろん我が子は本当に可愛く、自分の命に換えても良いと母親なら誰でも思っています。
しかし、私の人生はこうやってこの先ずっとこういう生活が続き、社会の人から忘れられていくのではないか?など、孤独感を感じることもあります。

私も娘が小さい時は、初めての子育てで余裕がなく、何日も鏡を見ていないことに気付いたり、外出する時にお化粧の仕方を考えてしまうこともありました。

しかし、我が子が初めて笑ったり、寝返りをしたり、小さな成長をすぐそばで見守り、喜びを感じることができるのは、母親ならではの醍醐味だと思います。

命を育てるという経験ができる事は、本当に奇跡です。
誰かのために生きる存在になれるという事は、素晴らしい事なのです。
子どもが小さい時は、本当に大変です。
いつになったら、ゆっくりご飯を食べたりお風呂に入れるのか、手足を伸ばして一人でゆっくり寝たいと思うこともありますね。

しかし、必ず子どもはいつか一人立ちする日がきます。
今永遠に思える大変さも、いつか終わる日が来るのです。
子育てをしている時は、よく周りの方に「今が一番いい時なのよ。」と言われますが、子どもは可愛いけれど、大変すぎてそう思えないこともありますね。

でも、本当に後になってそれが真実であることがわかります。

子どもの成長と共に、これからも様々な喜びや感動を親として与えられるでしょう。
時には、子どもと一緒に困難に立ち向かうこともあるかもしれません。
親になる責任は重く大変ですが、子どもと一緒に「人として成長できる」ことは間違いありません。

毎日頑張っていらっしゃるお母様方、お子さんのために本当にありがとうございます。
こんなに家族のために頑張っている自分を誇りに思って下さい。

そして、ご自分や大切なご主人様のお母様にも感謝の言葉を伝えて下さい。

2020年05月10日